契約、新たな力。

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「………ん?」 …追いかけているうちに、俺はある事に気づいた。 このドラゴン(?)、確かに逃げてはいるのだが、どう見ても本気で走っているように見えない。 また、時々後ろを向いて、俺がちゃんと着いて来ているか確認している。 これだけなら、ただ遊んでほしいだけなのかもしれない。が、俺には、こいつが何か焦っているように見えた。 そんな時、ふと、俺の脳裏にこいつの飼い主の事が浮かんだ。 (まさか……この前のあの子に何かあったのか?) そう考えていると、自然に足に力が入っていった。 ……いや、別にロリコンだからって訳じゃあないぞ?
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