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そうこうしている内に、どんどん人気のないところにドラゴン(?)は俺を連れて来る。
(これで本当にただ遊んでほしいだけだったなら笑い者だよなあ………)
と、必死に走っている自分自身を見ながら思っていたが、どうやら事態は良くない方向に予想が的中しているらしい。
人気のない倉庫が立ち並んでいるところまで来ると、明らかに怪しげなチンピラ達の一団が倉庫の一つを見張っていた。
しかも中から少女らしき声も聞こえる。
「貴方達は、一体何の目的があってこんな事をするのですか?」
────その声は、間違いなくこの前の少女の物だった。
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