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いつも通りに学校に行き、
授業は適当に寝ながら聞いて、
昼飯食って、
午後もダラダラ過ごして、
そんな感じでいつも通りの一日を終えるつもりだったんだけどね……………
事の発端は、家に帰った俺に母さんが買い物を頼んだ事に始まる。
「俊樹~!暇なんだったら買い物行って来てくれない?」
まあ、どうせ今日はする事も無いからいいか、と思ってOKしたのが運の尽きだった。
買い物を終えて、店から出て来た俺の後を、着けて来ているものがいる、という事には、割合早くから気づいていた。
ストーカーのような感じがして、薄気味悪かったが、家に入ってしまえば終わりだと思っていた。
だが、ふとした拍子に後ろを振り向いた俺は、思わず固まってしまった。
───そこにいたのは、俺の腰までくらいの大きさの、羽の生えたトカゲの様なものだった。
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