プロローグ~Prologue~

7/8
前へ
/320ページ
次へ
……そんな事を考えていると、その子はトカゲみたいなのに近づきながら、 「あなたが私の『ボルブレス』を見つけてくれたのですか?」 と言った。 「ボ、ボルブレス?」 そのトカゲみたいなのの名前なのか?と思いながら、俺はそう聞いてみた。 「はい。ボルケーノドラゴンの子供なので。」 それを聞いた瞬間、俺は呆気にとられた。 …へ~、ドラゴンのこどもだったんだどうりでかわいいわけだ……… って、 ……へ…!? ………マジで? 思考が一瞬トリップしかけたぜ。 ……どうやら今、俺の前にいる変な生き物は、ドラゴンらしい。 ドラゴンなんて聞いた事も見た事もないし、到底信じられる物でもないが、何故か、どこか落ち着いて聞いていられる自分がいた。 おそらく、動物好きの血のせいだろう。
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1234人が本棚に入れています
本棚に追加