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「あぁもう8時だぁ~」
美紀が叫ぶ
「じゃぁもう帰るか…」
「そうだねぇ~」
(そういやぁ~今日俺海ちゃんと何も話してない!よし今話そう!)
「あのっ…明日も来ていいかな?」
「うん〓」
(よっしゃ~)
「じゃぁバイバイ」
笑顔で見送られる
悠が口を開いた
「海ちゃんの事話せよ」
俺もあの事が気になっていた
「美紀、本当の事言えよ」
「なんのこと~」
「とぼけんな〓」
悠がキレるのはめったにない
「…なの……」
「はぁ何だよ?」
「海は病気なの」
「!?」
「風邪とかじゃなくて心臓の病気!黙っててって言われてたケド…海が死んじゃうかもしれないの」
「本当かよ?」
「こんな嘘つける訳ないじゃん!!」
(信じられない…あんなに元気なのに…)
「海ねぇ『隼人くんの事好きだ』って言ってた…『学校行ってる姿見てていつの間にか惹かれてたんだ』って言ってた!お願い!!一緒に居てあげて!!」
俺はいつの間にか走ってた……彼女の家に向かって…
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