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魅月>気色悪いのはどっちだい?この僕を相手によい度胸だ。
神無月>何様のつもりよっ
魅月>言うなれば……神だねっ!
ハル>ナルシスト……
思わずキーボードを打ってしまう。
魅月>なんと言われようと構わないさっ。僕が美しいという事実は変えられない。
ケイ>お前頭イカれてんのか?
ケイの書き込みに、頷いてしまう。
魅月>ああっ、嫉妬とは恐ろしいねぇ。美しいものは常に卑下される。これも僕の宿命か。
ケイ>……ダメだ。相手してらんねー。
何なんだ このメンバーは。
偶然できたチームにしては、と言うかだからこそか。
「メチャクチャだ……」
呆然と呟く。
中でもまともそうなのはケイと茜、デイジーだろうか。
茜>ちょっといいですか?
神無月>あらぁ どうしたの?茜。
茜>い、いや、えっと、皆さんどうやってこのゲームに参加したのかなって。
ああ やっとまともな意見が出た。
内心ホッとしつつ キーボードを打つ。
知らないアドレスからの一通のメール
暇潰しにとクリックしたこと
そして気付けば勝手にハンドルネームとチーム登録がされていたこと。
茜>やっぱり……私も同じです。何なんでしょう このゲーム。
ハル>関係ないけど、敬語いらない。ウザイし。
茜>えっ、あ、ごめんっ。
神無月>何よ~、ハル、カンジ悪いわねっ。ヤな女~;-)
ハル>オカマよりもマシだ。
ハルの返信に、女だってば! と、神無月。
ケイ>おーい、話戻そうぜ。
魅月>そうだね。僕も同じさ 興味本位でクリックしてみたらここに繋がったんだよ。
デイジー>私もです……。
神無月>あら 私もよ。これって運命かしらっ。男とハル以外で。
かなり強引な持っていきかただ。
どうやらハルはお気に召さなかった様だ。
何だかムカつくが。
ケイ>まぁ、いいんじゃね?ネットゲームっつってこういうの多いしな。どうやら、メールの文字をクリックすればここに入れるみてェだし。楽だろ。
神無月>考えなしってやあね~(>_<)もしかしたらこれ自体もうゲームだったりするんじゃないかしら。
ああ そうか
ハルは感心した。
オカマのくせに、鋭いじゃない。
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