私生活

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

私生活

母さん…。 そっちの生活はどうですか? 今日はあの日と同じ雨ですね…。 「ふぁ~」 ………。 「おはよ~」 「今日は早いわね。まだ6:30よ」 「何でかは分からないけど起きた」 「あらそう。とりあえず顔を洗ってらっしゃい」 「へ~い」 俺の名前は安藤公太(あんどうこうた)20歳。 どこにでもいそうな大学生だ。 「行ってきま~す」 …………。 「オイ~ス。コウタ」 「オ~ス。雨って面倒くさいな~」 「そうだな~。ま、自然現象だから諦めろ」 「確かにな~」 「ところでさ―…」 「ただいま~」 「コウタ。ちょっと話があるの」 俺はこのあと聞かされる驚愕の真実を素直に受け入れることができなかった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!