奴ら

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校長室にいた五人は隣の教室の子供たちと三上と園江と合流した 今までの経緯を三上と園江に説明して村から離れる事になった 私「村の入り口は霧で出れないんだが・・・?」 靖二「それなら大丈夫だ。村の奥に別の道がある。そこなら通れる。」 ある程度の準備をして学校を出た 村には道が一本しかない 道の両脇に民家が立ち並び、民家の裏は田畑か山で囲われている 道が無くなるところまで進んだ 道は途切れた。目の前には山がある 靖二「この山を越えれば道に出るぞ!」 山はそれほどの傾斜はなかったので、楽々と進めた 山を越えると道に出た 道をひたすら歩いていくと建物が現われた まるで要塞のように堀があり、門があり、ぐるりと塀で囲われていた 靖二「着いたぞ!」 靖二は門の前で叫んだ 門が開き、一人の大男が現われた 子供たちは我々の後ろに下がった 子供たちは大男に恐がっているようだ
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