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砦に来て五日が過ぎた
どんよりした天気が続く
五日前以来、奴らの姿を見てない
奴らは何なのか
奴らのこともこの世界の事も分からないことだらけだ・・・
藤原「稽古はこれで終わりにしよう」
砦の中に大きな道場がある。剣術の稽古が朝から行なわれ、夕方ようやく終わった
「大変だ!医者を呼べ!」
外が騒がしい
道場の外に出ると人集りができていた
藤原が人集りの一人から騒ぎの原因を聞きだしていた
藤原「おい!何があったんだ!?」
騒ぎの原因を知る男
「おお!藤原さん。砦の外で60歳ぐらいの男が倒れていたんだ。それで今、その男を運んでいるんだ。」
藤原「男の容態は?」
騒ぎの原因を知る男
「医者によると心不全らしい。どうやらかなり走ってきたみたいだ。」
倒れた男が医者の家に運ばれた
藤原と私は医者の家行き騒ぎの原因の男に会った
藤原「何があった?」
騒ぎを起こした男
「私は隣の町から来ました。急いで助けに戻らないと・・・助けてください・・・助けてください・・・あの子達が待っている・・・」
藤原「俺たちが助けに行く!だから詳しい事を教えてくれ!」
騒ぎを起こした男
「ありがとうございます。・・・隣町に私の教え子がいます。助けてください。・・・三日前・・・三日前まで授業をしていたのに、黒い影が・・・」
藤原「黒い影・・・奴らだ!!」
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