†運命の出会い†
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(ついに……、この日が来てしまった) 俺は真新しい制服を着て、校門をくぐり、ため息を吐いた。 あれから半年、兄貴に散々扱かれ、あれだけ無理だと思っていた桜花学園に合格した。 周りの喜びに反比例して、俺の気分は沈んでいく。 華々しい門出も、俺にとっては地獄の門をくぐるのと同じだ。 なによりここには兄貴がいる。 それだけで俺の気分は暗くなった。
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