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「ねぇねぇ行人!これ似合う?」
「あー、似合う似合う。」
「もう!ちゃんと答えてよ!」
「とっても似合うよ。」
「そうかな?じゃあ、コレ買ってくるよ!」
「今日も平和だ。」
あ、どうも龍ケ崎 行人です
今、姉と買い物に来ています
え?仲がよろしいようで?
バカ野郎!嬉しいじゃあねぇか!
まぁ、回想どうぞ
「行人、GoodMorning!」
バタンッとドアを開け姉ちゃんが部屋に入ってきた
悪いけど狸寝入りさせてもらう
せっかくの日曜を邪魔されたら困るからな
「行人、起きて~~!」
そう言って姉ちゃんは俺の体を揺する
我慢だ我慢!その内諦める……
「起きてないのかな?じゃあチューしよう!」
な、何ですと!
「ん~~~~~!」
「止めい!」
キスを迫る姉ちゃんの頭を押さえる
「なんだ起きてたんじゃない。」
そう言って姉ちゃんはパッと離れる
「今起きた。」
実は最初から……
「そう、ならいいわ。行人、今日買い物に付き合ってよ。」
「何で?」
正直めんどい……
「いいじゃない!さっさと準備してね?」
そう言うと姉ちゃんは部屋を出ていった
「拒否権なしかよ……」
嘆いても仕方ないのでパジャマを脱いで着替える
「よし!」
姿見を見て服装をチェックする
まぁ、普通にジーンズとジャケットなんだが
「おはよう母さん!」
「いつまで寝てんだこの愚息!」
リビングに下りたそばから罵声を浴びせられる
「酷いよお母さん!将来の旦那さんに向かって!」
庇ってくれるのは嬉しいが何故に結婚前提なんだ(汗
「いや、法律的に無理だからね!」
「そんな事は愛の力で!」
ときめく姉ちゃんに光がさす様に見える
「でも、姉ちゃん。愛の力ではどうにもならない事もあるのだよ。」
諭すように姉ちゃんに言った
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