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「じゃあ、外で待ってるよ!」
そう言って店を離れようとした
ガシッ!
へ?ガシッ?
「何言ってんの!一緒に入るんじゃないの!」
気がつけば姉ちゃんが俺の頭を掴んでいた
「いや、そんな、止めて~~~~~!!」
抵抗虚しくズルズルと店の中に引っ張られていった
「うっ!視線がイタイ………」
周りを見渡せば女性ばっかで男1人の俺は場違いな訳で……
「そんなことないよ。行人、これなんてどう?」
「姉ちゃん…。それは……(汗」
姉ちゃんが持っていたのは、下着なのかと思わせるほどのスケスケ下着……
「へへへ、行人が良いならお姉ちゃん頑張っちゃうよ!」
恥ずかしそうに話すが絶対着る気だろ!
「お客様。どんな下着をお探しですか?」
「はい、彼氏に~。『たまにはきわどい下着も履いたら?』と、言われたものですから…」
店員が尋ねてくると急に喋り口調が変わる姉ちゃん
「俺は彼…ガフッ」
店員さんに弟だと説明しようとしたら姉ちゃんに肘鉄をくらわされた
かなりキツいぜ姉ちゃん………
「そうですか…。なら、コレなんてどうですか?」
そう言って店員さんと姉ちゃんは商品をあれこれ吟味し始めた
「今のウチに……」
姉ちゃんに気づかれないよう店の外に出た
「まったく…。あんな事されたら、たまったもんじゃないよ。」
姉ちゃんと買い物に来たらいつもこれだよ(泣
自販機の前でそう呟いていると
「止めてください!」
女の子が叫ぶのが聞こえた
「いいじゃねぇか!付き合えよ!」
振り返ると不良が2人女の子に迫っている
女の子はヒドく嫌がっている様子だ
「ほっとけないよな。」
ため息を吐きながら女の子達に歩み寄った
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