第2話 姉と一緒にお買い物

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「そんなに危険なんですか?」 「そりゃあ、そうですよ!なんたってお嬢はこの一帯を仕切る大虎組の組長、大虎 大治郎の1人娘の葵様です!」 はい?今ナント? 大虎グミ?大トラ組……… 「大虎組!!?」 「はいそうです。ご存知ですか?」 「いや、知らないほうがおかしいですよ。」 それもそのはず、大虎組はこの街すべてを取り仕切る極道の一家で、人道に背く事はしない昔気質の組である 街郊外に建っている屋敷はものすごく広い 「今日は、ぬいぐるみが欲しくて街に一軒しかない『Teddy Museum』ってお店に行く予定だったんですが…。」 そう言って大虎さんはため息を吐く 「あ、それならあそこ。」 目的の店を指さす なんたってそのお店はさっき姉ちゃんと入ったランジェリーショップの隣だ 「まぁ、そんなところに!ありがとうございます。」 手を口に当て驚く大虎さん てか、気付よ……(汗 「あっしからも礼を言います。さっ、お嬢参りましょうか。」 「では、ごきげんよう。」 2人は目当ての店に入って行った 「楽しんでね~。」 そう言って2人を見送る ふと、隣のランジェリーショップを見ると姉ちゃんの姿が……………姉ちゃん!? 「い~~~く~~~と~~~!」 そこには怒りでホントにメデューサに見える姉ちゃんが…… 「何でございましょうか?お姉様…。」 冷や汗が止まらないよ~~ 「ダ・レ・に!手を振っていたのかな?」 「え~~と、道を聞いてきたお婆さんに…。」 小学生レベルの言い訳しか思い浮かばねぇ~ 「あらそうなの?早く言ってよ!」 「ところで買えたの?」 よかった…元に戻ったみたいだ 「もちろん!なんなら、今見る?」 見せないで下さい 「慎んでお断りします!ねぇ…、姉ちゃん?もう帰ろうよ…。」 なんか疲れたし…… 「そうね…。帰ろっか!?」 姉ちゃんと一緒に帰路に着いた
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