第3話 俺と姉と学校生活

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「岡田が気絶してるので、これで自己紹介は終わるぞ!また明日~!」 それだけ言うと村瀬は教室を出ていった 「姉ちゃん迎えに行かなきゃ。」 さっき言っちゃったし…(汗 姉ちゃんのいる教室へと向かう 「え~と、3―3……ここか…」 姉ちゃんがいる教室を見つけた え?何でわかるかって? さっきメールがきたからだ 「すみませーん!龍ケ崎 紅さん居ませんか?」 ガラッと扉を開け教室にいる人に尋ねた 「あ!龍ケ崎さんなら屋上に行ったよ。」 1人の女子の先輩が答えてくれた 「ありがとうございます!」 一礼をして屋上に向かう 「龍ケ崎よぉ!いい加減に付き合えよ。」 屋上の扉越しから男の声がする 「前から言ってるでしょ!アナタなんかお断りだって…」 姉ちゃんの声だ… 「それなら力づくで俺のもんになってもらおうか!」 「ちょっと何すんのよ!」 男子の発言の後、姉ちゃんの叫び声が… 「姉ちゃん!!」 心配になり扉を開けて飛び出した そこには5人の不良が姉ちゃんを囲むように立っていた 「行人!どうしてココに…」 「何って迎えに来たんだけど…」 頭を掻きながら言った 「ホント?待ってて!すぐに片付けるから。」 「そんなすぐに………って、あれ?」 「もうアンタだけだよ!」 不良が驚くのも無理はない よそ見をしてる間に姉ちゃんが不良4人を蹴散らしたからだ その間3秒! 「どうするの?早く行人とラブラブ下校するんだから!」 「行人って、その男か…」 不良が俺に指さして言う 「そうよ!私の弟兼恋人!」 「恋人じゃねぇし!ただの弟じゃねぇか…」 不良が叫ぶ あ、それ禁句……(汗
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