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「それはどうかな?」
顔を反らし、とぼけた感じで言った
付き合ってないし、姉弟だし…
「なんで……」
姉ちゃんの顔を見るとすでに泣きそうな顔…
あぁぁ…なんてことだ……女の子泣かすなんて…
「ご、ごめん!そんなつもりじゃ……」
そう言って姉ちゃんを抱き締めた
「グスン……グスン…行人…グス」
「姉ちゃん泣くなよ…。俺は姉ちゃんの笑顔が好きなんだ……。だから笑って?」
紛れもない本心だ
なんだかんだ言っても、姉ちゃんは笑っている方がステキだ
「そっか…。行人は私が好きなんだね!」
すぐに元の元気な姿に戻った姉ちゃん
いや、ちょっと待て…。いくらなんでも泣き止むのは早くないか?
「待って、そういう意味じゃ…」
アナタまさか……嘘泣き…
「ご町内の皆様!ここにおります龍ケ崎 紅・行人の両名はただいまをもって交さ…「何言ってんだ!」…恥ずかしがってカワイイ!」
校門から叫びだす姉ちゃん
拡声器持って話すの止めて!
それドコから持ってきたの!?
後、頬を突くの止めてぇぇぇぇぇぇ~~~!!
「まず、拒否!拡声器は学校の備品で、行人の頬っぺた柔らかいから突くの止めない!」
「ちょ!なんでわかるの?」
心を読むなぁぁぁぁ!
「それは行人の姉だからよ。」
姉ちゃんは金髪を撫で上げながら言った
「俺、喋らなくていい?」
心で会話出来るし…
「ヤダ!行人の声が聞けなくなっちゃう…」
姉ちゃんは腕にしがみつきながら言った
何か発想が怖えよ…
「もう、帰ろうか?」
「うん!」
そう言って姉ちゃんと帰宅する
とりあえず、学校での1日が終わったので良しとしよう…
てか、梓ちゃん達と毎日会うからヤバくね!?
「ねぇ~、行人?」
「何、姉ちゃん?」
「もし、梓と付き合う事になったら…」
「なったら?」
「殺すから♪」
「は、ははは……。マジで!?」
「マジで♪」
もうイヤ!こんな生活…(涙
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