第1話 ヤンキー姉はブラコン?

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「でも、外国じゃキスは挨拶じゃない!」 「ここは日本だよ、に・ほ・ん!」 「いけず!」 特攻服を着ているのに 威厳のないセリフを言っているのが姉の龍ケ崎 紅 レディース:メデューサの総長で通称金色のバンパイア 金髪に返り血を浴び高貴な姿は血を吸ったバンパイアに見えるからそうだ 母さんに似てとても美人でスタイルもグラビア並みあるのだが…… 「行人~~~!抱っこして~~~!」 何故か俺にベタベタしてくる 「姉ちゃん…。今何歳だよ…」 「まだピチピチの17よ!」 姉ちゃんはウインクしながら言った 「そんなはっきり言われても………(汗」 「だ・か・ら抱っこして~~!」 両手を広げせがむ姉 「どうやったらそこに行き着く……。」 姉の頭の中の方程式を知りたい…… 「……………………てへっ☆」 『てへっ☆』じゃねぇぇぇぇぇぇ! 「ただいま~~~。紅花~~?」 玄関から優しそうな声が響く 我が大黒柱の父、龍ケ崎 啓人である 「ほら、父さんが帰ってきたじゃん!」 「おぅ!行人に紅……」 リビングにやってきた父さんは紅の姿を見て固まった ちなみに父さんは姉ちゃんがレディースをやっていることを知らない 「お父さん!違うのこれは……」 姉は必死に誤魔化そうとするが、ダメだろうな… ついに、正体がバレる日が…… 「紅!母さんの昔の服引っ張り出してコスプレか?」 ……………こなかった(汗 てか、どんだけ~~~ 「そうなのお父さん似合う?」 「もち!昔の紅花みたいだ。」 1回転して見せる姉にサムズアップして言う父さん お願いだから気づいて……(涙 「あらアナタ帰ってたの?」 エプロン姿に右手にお玉を持って登場する母さん 「紅花ただいま!見て昔の紅花を見ているようだ。」 母さんの左手を持って特攻服姿の姉を見せる父さん ダメ!母さんに見せちゃダメぇぇぇ~~~~~!
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