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佐野「ん?」 上半身だけを上げて瑞稀の方に振り向いた 瑞稀「もう少しお話したいな~~……なんて……」 瑞稀「や、やっぱ何でもないっ」 瑞稀はサッと背を向けた 瑞稀(も~ なんで素直になれないのよ~ わたしのバカ!)     ポン 瑞稀の頭の上に優しく手が置かれた 瑞稀「えっ……」 半ば振り返るとすぐそばに佐野の顔があった 佐野「寝れねーからなんか話そうぜ」 瑞稀は嬉しさのあまりボーっと佐野の顔を見つめた 佐野「いやか?」 瑞稀「そ、そんなことないよ!話そ!! そうだッ アルバム!アルバム見よ」 瑞稀はドタバタと探しはじめた 佐野「おう」 佐野は爽やか笑顔で答えた 瑞稀「あった!」 と言うと頭に赤いアルバムを乗せて万遍の笑顔で振り返った .
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