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[バークレーのキャンバス]
瑞稀「ぅ~~ん♪
いい天気だぁ~」
佐野と瑞稀はバークレー大学のキャンバスを歩いていた
佐野「久しぶりだな」
瑞稀「そういえば佐野、まえにバークレー校きたね」
佐野「あぁ、桜咲のOBが学校見学に誘ってくれてな」
瑞稀「あの時は本当ビックリした
だってちょうど俺がアメリカに帰ってきてるときにくるんだもん
しかも家に泊まることになるし‥‥
ばれるかと思ったよ~」
『瑞稀!』
突然、後から聞き覚えのある声が聞こえた
瑞稀『ギル』
そこにいたのはギルバード、金髪で背の高いアメリカ人だ
ギルは瑞稀が家出して食い倒れた(?)時に助けてくれた男だ
ギル『あれ?佐野』
瑞稀『佐野がカリフォルニア大学に入学するからキャンパスを見に来たんだよ』
ギル『へー、じゃあオレ先輩になる訳だ
よろしく“後輩"』
ギルは後輩とこに特に力を入れて言った
佐野は無言のままイラッとした顔でギルを見た
佐野はギルにギルが瑞稀にキスをしたと大ウソをつかれ、(ほっぺにはしたけどね)そのことからギルに少しばかり敵意がある
ギル『そうだ!かわいい後輩のために学校を案内してやるよ』
佐野『別にいい』
泰然とした態度で言った。もちろんNOのほうの「いい」だ
ギル『何だと~』
ギルが目を吊り上げて睨みつけると佐野もムスッとした顔で睨みつけた
瑞稀『まーまー』
瑞稀は苦笑いで二人をなだめる
その時
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