修学旅行

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オレを心配してくれる友達は実にたくさんいる。 最終日の夜のオレらの部屋では…? 「おまえ、ここ正座しろ!」 沖本がいきなりシビアにオレに命令した。 何が始まるんだ? ここで皆でオレをボコる気か。 「なんだよ~」 「今日はお前を構成させる会議だ!」 「はあ~」 オレは枕を持ったまま布団に、あぐらをかいた。 沖本はじめ四人に囲まれるオレ。 もちろん、その中には隆くんも居る 「さあ、始めよう!ゆず!お前いいかげんに美紀と離れろ!」 他の三人もうなずく 「それは…」 「な~、ゆず、あれは見た目も良くないし、中身も悪い!なんでお前みたいなのが、あんなブスと付き合ってるのかって前前から思っていたんだ」 わかっている事を言われ、しだいに腹が立つオレ。 「オレだって別れたいよ」 「ほんとか?本当は離れられないんじゃないの?」 毎日、顔…突き合わせてなきゃな 「別れたい」 でも、これが本音 「じゃあ、話しは早い!ゆず、お前!別に彼女作れ」 「んな、簡単にいうなよ…」 「今、好きな人は?」 皆がよりいっそうオレに近づいてくる。 「…いない…」 「なんだよ~」 皆はシケていた。 「いいか!見つけろよ!とにかく別れろ!わかったな!」 「う、うん…」 ここまで心配してくれる友達のためにオレは、理想の彼女を見つけるんだ! 誰もが羨む綺麗なお姉さんをさがす! そう決めた!
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