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「えぇ!? 旅行?」
昨日の美由と同じリアクションをとったのはみずき。
「うん! 四人でどうかなぁなんて」
「楽しそうじゃん! 行こ行こ!!」
みずきは飛び跳ねて喜ぶ。周囲の目線が集まるが彼女は全く気にしていない。
「舞は~?」
「うん、全然OKだよ!」
「ほんと!? やったぁ!!」
彩夏もみずきに合わせて飛び跳ねる。さらに周囲の目線が集まるが、気にする様子は全くない。
「んじゃあ、細かい事とか調べて持ってくるね」
着地と同時に彩夏が言った。
「わかった!!」
美由が頷く。
「彩夏~? 結構遠い所?」
舞が尋ねる。彩夏は間をあけずに答えた。
「うんっとね、ちょっと遠い所にあるんだけど、凄く良い所だよ!! 景色とか綺麗みたいだし」
「そうなんだ~」
「もちろん、温泉だよね?」
着地と同時にみずきが言う。
「あれ? どうだったかな、忘れちゃった~」
そう言った時、チャイムが教室中に鳴り響いた。
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