Opning of the end

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キーンコーンカーンコーン 先生 「終わります」 起立、気を付け、礼 ありがとうございました 瞬 「トミ、次の授業、何だっけ?」 富田 「実技、第二グラウンド集合」 瞬 「めんど~」 富田 「早く行かんと遅れるぞ~」 瞬 「はいはい」 このときはまだ、幸せだった。 今思えば、ここが俺たちの、 《終わり》 の始まりだった 瞬 「先生、なにするんすか~」 学ランから地味な体操服に着替え、グラウンドに行き、そこに立っていた先生に尋ねた 先生 「今日は超能力でどこまで戦えるかやってみるぞ~」 その時である。 空間が裂け、黒い人型の何かが出てきた。 目も口もない、そして、黒く淡く光っている何か 瞬 「先生、あれと戦うんですか?」 先生 「あんなの用意してないぞ」 先生 「お前ら 危ないから近寄るなよ~」 落ち着いた、しかし可愛らしい声 ??? 「先生、あれ、雷使いです。何か、私たちに敵意を持っているみたいです」 先生 「どういうことや、えっと・・・」 華奢で、存在感のない少女は答えた ??? 「牧入です。牧入奈々(まきいり なな) 私たちの能力は"特殊"で超感覚です。 だから、何となくわかるんです。」 瞬 「宇宙人?」
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