きっかけ

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「ありがとうごさいました」 最後のお客さんを外に送り出して 携帯をみれば3時を過ぎてた 「おつかれ。あがっていいよ」 優しく店長がいってくれた 『お疲れ様です』 笑顔で返した 送りの車を待っていたら店長に呼ばれた なにを言われるのかドキドキしながら側にいった 「次も入ってくれるかな?」 思いがけない言葉にびっくりした なんでか怒られると思っていたから 友達のミナと目が合った 「これからも一緒に働こうよ」 私は迷わず『働く』と言った こんな短時間でたくさん稼げるところも魅力だったから 「じゃあ番号教えて」 携帯を開きながら店長が言った 帰りの車のなか ミナ「気にいられてるやん」 れいな『それはないやろ』 ミナと別れて家についたのは4時過ぎだった
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