第3章

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ハル『サシで殺ろうぜ?雑魚共はコイツに相手させるから。【我に従いし者よ 今姿を現せ 憤怒の魔王 サタン】』 呪文を唱えると目の前の空間が砕け散った。 砕けた空間の中は真っ暗だ。 その空間の裂け目から8枚の悪魔の翼を生やし、頭には2本の角を生やした憤怒の魔王 サタンが現われた。 サタン『主よ、どうした?』 サタンは普通の人間なら聞いただけで気絶してしまいそうな程恐ろしい声でハルに尋ねた。 ハル『オレはそこの魔族を殺るから、お前はその他の雑魚共を殺ってくれ。』 サタン『了解した。』 そのやり取りを見て居た魔族は 魔族『お前が【黒白の帝】か… ならば我が主からの伝言を伝えなければな… 我が主アースト様からの伝言だ…『チョット待て!』 ハルは魔族の言葉を途中で止めた。 ハル『今何て言った?』 魔族『だからアースト様からの伝言だ。』 ハル『アーストだと!?アイツは3年前の聖魔大戦でオレが殺したハズだ!生きているわけがない…』 ワナワナと震えながらながら呟いた。 魔族『お前が殺したアースト様はアースト様であってアースト様ではない。』 ハル『どういう意味だ!』 魔族『なら簡単に言おう。お前が殺したアースト様は 本物のアースト様の10分の1の力も持たない只の分身だ。』
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