第3章

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ギルド【黄昏】 【黄昏】に帰って来たハルは真直ぐにギルドマスターの部屋へ向った。 コン、コン。 マスター『入ってよいぞ。』 ハル『当たり前だ。お前に拒否する権利なんてねぇ!』 ギルドマスターはいじけて体育座りをして地面にのの字を書きだした。 ハル『ふざけるのはここまでにしてくれ。ヤバい事になった。』 突然真剣な表情になったハルを見てギルドマスターも何かを感じ取ったのだろう。 真剣な表情になった。 マスター『どうした?今日の魔物の大軍と何か関係があるのか?』 ハル『あぁ。しかしこの話は聖魔大戦までさかのぼらなくちゃいけない。 オレが倒した魔族の王アーストを覚えてるか?』 ギルドマスターは苦々しい過去を思い出しアーストとの戦いを振り返った。 ハル『オレが全力を出してかなりギリギリで倒したよな?』 マスター『あぁ。何人もの【黄昏】の幹部が殺された…』 声を震わせながらギルドマスターは答えた。 ハル『そのアーストだが……実は只の分身だったみたいだ。しかも本体の10分の1の力も持たない………』 ハルはそこで言葉を切った。
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