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「…………系斗。あなたは生きて。みんなの分。私の分、生きなきゃ………駄目よ………」
茗の胸に、銃弾がめりこんでいる。茗は苦しそうに息を乱していた。
「何故私なんか庇った!?」
系斗が言うと、土岐は銃を懐にしまいながら、
「…あんたに惚れてるからだろ。あの鏑木さんの娘だけあるよな。省みずな行動。…………系斗。茗さんを連れて、行け」
と言うと、系斗と茗は驚いて土岐を見つめた。他の刑事たちも、驚いて系斗を見つめている。
「おまえ………」
「早く行けよ!!!」
土岐が怒鳴るように言うと、系斗は茗を抱き上げて倉庫を飛び出していった。倉庫の外に停めてある刑事たちの車に乗り込み、系斗は茗をバックシートに乗せて、急いで車を発進させた。
茗。
死ぬな。
死なないでくれ………!!!
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