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「えっと、何々?・・・『ら』『く』?前の二文字は読み取れないなぁ。君、らく君って言うの?」
新八が問いかけてみるが、らくという男の子は首をかしげている。
どうやら名前は二文字ではないらしい。
「違うみたいですねー。やっぱ名前は四文字かぁ・・・。銀さんどうします?」
「どうもこうも読み取れないんだから『らく』でいくしかないだろ。名前がないと呼ぶとき困るしな。」
そう言うと銀時はしゃがみこんだ。
「よしっ!らく肩に乗れ。肩車してやるよ。高いほうが母ちゃん見つけやすいだろ。」
するとらくはおずおずと銀時の肩に乗った。
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