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その後
きのtは病院へ連れて行かれた
他のt達がクラスメートに何があったのか聞いて回っていたが、みんな混乱していて何を言っているのかわからなかったらしい
こんなことになったのは、私のせいだ‥
私がみんなを巻き込んだ‥
私はしばらく罪悪感に苛まれた
「荻原!」
隣のクラスの要tが教室に入ってきて私を呼んだ
「要先生」
私はちょっと顔を赤くする
要tは、若くてイケメンでクールで、女子生徒から、かなりの人気があって
私も密かに好意を抱いている(浮気?)
「何か用ですか?」
「あれ‥いつの間にか教室俺達だけだな」
え!
そう言えば‥
みんないない‥
有紗もいないし!
うわっどうしよう!緊張する!
「もう聞かれたかもしれないけど、一体教室で何があったんだ?」
「‥‥‥きのtのことですか?」
「‥(きのt?)あぁ」
「急に中に浮いて吹っ飛ばされたんです」
「‥みんな同じこと言うけど‥それはちょっと‥」
要tは苦笑いする
「‥ありえないだろ?
人が中に浮くなんて‥幽霊とか怪奇現象とでも言うのか?バカバカしい。俺には、お前達がふざけてるようにしか思えないんだよ。荻原、怒らないから本当のことを教えてくれないか?」
「‥‥私達はふざけてません。誰も何もしてない。本当に幽霊の仕業なんです。」
「‥わからないな、お前達が何を考えてるのか。
でもな、教師が一人病院送りにされたんだよ。こっちもただ事じゃ済まされないんだ。わかるな?」
「‥はぃ‥でも‥
本当に嘘じゃないんです‥」
シュン‥とした
現実味のないことを言ってるのだから、信じてもらえないのも仕方ない
けど‥
ふざけてる‥とか言われると少し悲しい‥
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