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中学になって 転校生のユミと仲良くなった。
ユミの家は 父親がいなく
母親が夜働いている家庭だった。
家に居場所のない私は 毎日ユミの家にいた。
その内 そんな子達が 集まる様になった。
みんな 寂しい 愛にうえた子達ばかり
誰の親も迎えになんて 来なかった。大人への反発。怖い物なんてない。悪さをするのが楽しかった。
私は 家に友達が迎えに来れば 近所の目が気になる親だから むしろ 帰って来ない方が いいんだ。
なのに 親は 世間体を気にして 私を探す…
探しては 殴る…
私は…仲間の中で 名前を変えた。
本名を捨てた。
親の付けた 名前を捨てた。家族を捨てた。私を探さないで…。
誰もホントの名前を呼ばない。
いらない子は いなくなったの…。
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