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それから数日後、屋敷の屋上に僕はいる
「・・・」
まだ朝の早い時間、街には霧が立ちこめている
「ロジャー様、コーヒーをお持ちしました」
「ありがとう、ノーマ・・・ン」
そこには黒いメイド服を着たドロシーがコーヒーを持ってきていた
「どうぞ」
「ノーマン!どういうことだ!?」
「新しい家族が増えてうれしゅうございます」
「好きでここにいるわけじゃないわ、行くところが無いからここにいるの」
「・・・ドロシー、この屋敷にはいくつかルールがある、まず服は全て黒だ」
ドロシーは自分の服を見る、次に僕の服を見る、そしてノーマンの服を見る
「あなたの趣味って、最低」
END
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