主人公(奏)

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能力が開花しそうだから、という理由で紫によって幻想入りした人間の女の子。 本文では触れていないが、奏はそれなりに整った容姿をしている。 髪は背中の半ばまで伸ばしている。 幻想郷に入る前は整った容貌に知的な雰囲気を纏っていてなかなかに人気はあったようだが、何時も本を読んでいて数名の仲の良い友人としか積極的に言葉を交わさなかったため近寄りがたいと思われ、告白を受けるとかいった経験は無い。 が、すこし踏み込んで見てみると、ファンタジーが大好きでいつもそんな事が起きないかなぁと願っていたり、思っている事が顔に出てたり口に出てたりとなかなか面白い人物だという事がわかる。 家庭の状況はお世辞にも良いとは言えず、仲の良い友人が少ないのも本が好きなのもそういった環境が少なからず影響しているようだ。 その少ない友人にも本人は一枚壁を挟んで付き合っていたようで、悩みを相談したり、家庭環境を話したりと踏み込んだ話はしなかった。 それが影響してのあの能力なのだろうか。 幻想郷に来て幻想郷のみんなと触れ合うことで、壁を作る事は減って来たようだ。
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