始まりのないプロローグ

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誰でも一度は考えたことがあると思う。 誰でも一度は思い描いたことがあると思う。 まだ見ぬ『なにか』に思いを馳せたり 非日常を夢見たり 非現実に憧れる 全ては手の届かない夢物語 そんな夢物語をいくつも紡いで生きている。 これは夢物語だから どんなことでも書くことができる 例えば 積み重ねた『後悔』すらも書き直せる 例えば 起こらなかった現実さえも書き直せる だからこれは 『願い』の物語 誰の目にも止まらない 『願い』の物語 ――願いの数だけ物語はあります――
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