番外編その二 ありふれた1日

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琳樺「え…?あの…」 「へぇ~?あんた結構日本語できるじゃん。」 「気に入ったぜ!俺の女になれよ…」 琳樺「ぇ…?」 琳樺の腕に男の手が伸びた――。 銀臥「さて、その辺で止めてもらおうか。」 俺は琳樺と男達の間を遮るように割って入った。 「な…なんだてめぇ!?」 銀臥「お前に名乗る名はあいにく持ち合わせてないんでね。琳樺、大丈夫か?」 琳樺「う…うん…」 「んだてめぇ?この女のツレか?」 「銀髪なんかにして調子乗ってんじゃねーぞ?優男が!」 男の一人が拳を振り上げ、俺に向かって真っ直ぐと突き出した。 銀臥「…やれやれ…いきなり殴りかかる所はどんな世界でも一緒なんだな…」 「このっ!クソっ!」 だが男の拳は一発、また一発と空を斬る。全てひょいとかわしながら琳樺を立ち上がらせ、後ろに下がらせた。
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