番外編その二 ありふれた1日

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銀臥「そのぐらいだよな?」 「えっとー…という事はお子様も?」 銀臥「ああ、娘が三人いるが?」 琳樺「一人は養子だけど…そういえばあの子達は今8才だよね?」 銀臥「…設定ではそうだよな…」 「設定?」 銀臥「いや、こっちの話だ。とにかく年は20代という事にしておいてくれ。」 「はあ…」 琳樺「他に聞く事とかは?」 「そうですね…では単刀直入に。紅坂銀臥さん、あなた…この前一条グループの一斉検挙の時にいましたよね?一般人の筈なのに…」 銀臥「…知り合いが厄介になっててな。その借りを返しただけだ。」 「なるほど…ではあの一瞬で移動したりしてたのはどうやったんですか?まだそんな技術はない筈です。」 記者の顔の初めの笑みは消え、だんだんと俺を問い詰めるような表情になっていっていた。
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