番外編その二 ありふれた1日

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琳樺「…楽しかったね。」 銀臥「ああ…デートなんて行った事なかったしな…色々と新鮮だった。」 さすがにもう帰ろうという事になり、現在は殊魅の家から出て最初に行った丘に向かっている。帰り道ではないが…まあいいだろう。 銀臥「…もう今日も終わりか…」 琳樺「なんかいつもより時間の流れが早かったよね…こんなの初めて…」 銀臥「夕陽に照らされる街ってのもいいな…ファルミナじゃほとんど見えないし…」 琳樺「ホント…楽しくて…貴重な経験だったね。今日は…」 銀臥「ああ…ところで初めてのデートだった訳だがつまらなくは…なかったんだよな?」 琳樺「うん…こんなに楽しかったのは久しぶりだよ…」 そう言って微笑んだ琳樺の横顔は、夕陽に照らされていつもの何倍も綺麗に見えた――
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