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茉莉「…んっく…ふう~…んで? 何の用なの? 二人して…」
茉莉のその言葉に、その場にいた殊魅、春美も俺の方を見た。 春美はともかく、殊魅には感づかれそうだな…
銀臥「…いや、琳樺が茉莉が俺の家族になった時の話を聞きたいって言ってな…一応言っていいか許可を…」
茉莉「…うぅ…別に私はいいけど…恥ずかしいなぁ…」
琳樺「…そんなに恥ずかしがる事をしてたのかい?」
銀臥「いや、多分茉莉が言ってるのは打ち解けた後かな…あの時は「銀臥兄! ネタバレ禁止!」
銀臥「……ネタじゃないし…ネタバレになるけどな…まあいいや、で、殊魅はどうする?」
殊魅「…へ? わ、私ですか!? …え…えっと…できれば聞きたいですけど…」
茉莉「…殊魅ちゃんも聞くといいよ…そして私に一生生き恥をかかせればいいわ! うわ~ん!」
勝手に自虐的になった茉莉は、泣きながら部屋を飛び出していった。 まあ許可はとったから良しとしよう。
銀臥「……あ、じゃあ俺にもお茶くれ。」
琳樺「あ、僕が淹れるよ…」
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