17の冬

4/8
前へ
/475ページ
次へ
「エチェカ、今日の赤いドレス、凄く似合ってるわ。早く席へ着きなさい。」 「ありがとうございます。お母様!お母様のその花の刺繍もとても素敵だわ。」 エチェカとロサは皆が集まっている部屋へと入ると、もうすでに2人以外は席に着いていた。 「ありがとう。、あぁ…ロサ。」 「はい、何でしょう奥様。」 「今日は、ちょっと大切な話をするの。だから今日は……ごめんなさい。」 「わかりました。それでは。」 ロサは深々と頭を下げて退出する。 「?お母様…お話って……。」 「さぁ、まずは食事をしましょう。せっかくの料理長のおいしい料理が台無しだわ。」 「はい!そうですね。」 エチェカは、母の言葉に従い目の前にあるスープを飲み始めた。
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加