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この病気を治せる物なら治したい。また元気な姿になって学校に行きたい。
まだやりたい事も見付けない内にあの世に逝くのは勘弁願いたい。
僕は死ぬのがそこまで怖い訳じゃない。
人間はいずれにしよ【死】を迎える。人によってどう捉えるかはその人次第だから。
ただ僕が不安なのは後に残された人達だ。
両親にはここまで育ててくれた恩が有る。父さんは家族の為、汗みず流して働いているし、母さんは毎日僕の世話と家事も両方熟している。
姉さんは僕を本当に優しくしてくれている。友達との付き合いもあるだろうによく僕の世話や学校であった事を話しに来てくれている。
素直に感謝をしているし家族の為にも長く生きたいと自分なりに頑張っているつもりだ。
両親や姉の泣く姿なんて見たく無い。
律や響にも同様だ。僕の弱々しい姿なんてみたいとは思わないだろう。
二人とも幼馴染みだけど男女の分け隔てなく、心友だと勝手ながらに僕は思っている。
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