鳥カゴの中の鳥

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蓮「そろそろ出て来なさ~い」 と言い蓮姉さんは布団を剥ぎ取った。 病人相手に何をするんですか? 僕は仕方なく渋々ベットから起き上がった。 『ったくも~、何すんだよ…』 蓮姉さんを見たが、何故か誇らしげな顔だった。可愛い弟の布団を剥ぎ取って何が誇らしいんですか? そんな蓮姉さんを無視して、響を見たが流石に先程のような視線は送って来なかった。 いつまでも睨まれて耐えれる程、僕の精神面は強く無いから助かったよ。 蛇に睨まれた蛙状態に長時間耐える事は僕には出来ない。 ふと床を見ると律がニヤけた顔で、寝そべっていた。 何してんの?律の奴は…。 気になった僕は律の視線の先を追った。すると響と蓮姉さんのスカートの方に目がいった。 二人共気付いていないのか、楽しそうに談笑している。 『…………』 僕は無言で立ち上がり変態の腹を踏んだ。 律「グフッ!」 律は見事に身体をくの字にした後、動かなくなった。 それに気付いた二人は気を失っている律を見て頭上に?マークを浮かべていた。 何色と聞く程僕は変態じゃないからな、律みたいには成らない。 って言うか聞いた時点でサンドバックに成る。 神秘のベールに包まれた秘境はそのままにしとく方が賢明だ。  
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