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だけどそんな詰まらない日常に変化が現れた。
部屋に居ても持って来たゲームや漫画は飽き、する事が何も無い僕は、何時もの様に窓から見える代わり映えのしない風景を見遣っていた。
病院の前は街の主要道路と言う事もあり、時間帯ともなれば車や人々の往来も多くなってくる。
普段なら何気なく見過ごす物だが、その日は違っていた。
病院の外門辺りを見ていたら外から、この病院にやって来る人影が目に付いた。
それだけならよくある風景だ。何も変わらない。
病院に来る人間なんて五万と居る。
ただ、あの子は違ったような気がした。
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