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奏が屋上を立ち去ってからしばらくすると、一人の人物が屋上にやってきた。
?「あーまたここに居たのね、葵」
葵「…お姉ちゃん」
奏と入れ違うように屋上にやって来た少女に葵は身内である彼女に対しても変わらぬ表情をしていた。
?「ほら、身体に障るから部屋に戻りなさい」
葵「……うん」
そして二人は連れだって屋上を後にした。
誰も居なくなった場所には秋風が紅葉と共に空を流れていた。
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