翼をもがれた蒼い鳥

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先生と別れた後、直ぐさま病室に戻った。三人に学校に行ける事を言う為に。 嬉しさからか自然と足早になっていた。 ガラガラッ… 『三人とも聞いて!』 響「ちょっと奏、病院内は静かにって…」 『ああ…ゴメン。それより朗報だよ。朗報!』 律「どうした!?新人のエンジェルが来たのか!?」 眼を爛々と輝かせて近付いて来た律をとりあえず殴っておいた。 お前の頭はナースしか無いの? 『僕、来週学校行ける事になったんだ!』 響「それ…本当?」 あ、何か疑わしい目をしてる。 まぁ誰だっていきなり言われても信じないよな。 『うん。今先生と会って聞いてみたんだ。どうせ無駄だろうって思ってたんだけど…』 蓮「で、政さんが良いって?」 蓮姉さんは先生の事を政さんて呼んでいる。 親しみを込めて呼ぶのはいいんだけど、先生が「あの娘は俺に気がある」みたいに都合のいいように解釈するから質が悪い。自己中心的な性格は何処かに捨てて来てくれないかな?燃えるゴミの日に。
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