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心躍らせながら二人を待っていると呼び鈴が鳴り響いた。
僕は足早に玄関にたどり着くとドアを開け放った。
ガンッ!!
ん？なんかぶつけたかな？
ドアの向こうを見ると律が鼻を抑え疼くまっていた。
どうやら勢い余って律にドアをぶつけたらしい。
響「おはよう、奏」
響は何時もより明るい笑顔で僕を出迎えてくれた。響も僕と行ける事に喜んでくれたんだと思うと僕も自然と笑みが零れる。
『うん。おはよ、響』
律「コラ！俺への挨拶と謝罪は何処行った!?」
鼻を抑えながら立ち上がり僕を指差しそう言いのけた。
……無かった事にしようと思ったのに。無視しとこうかな？
って言うか人を指差すな。失礼極まりないぞ。
『仕方ないなぁ…はいはい、オハヨー』
見事なまでに棒読みだと自分でも思う。だけど……。
律「うむ、よろしい」
と、気づかないのが律の長所であり短所でもあるところだ。
でも、何でこんなに偉そうに言うのかが解らないな。
何で上から物を言う言い方？
『じゃあそろそろ行こうか？』
早く行きたかった僕は話を早々に切り上げた。
響「ええ、行きましょう」
僕と律のやり取りを終始微笑ましく見ていた響は僕に同意した。
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