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あっそう言えば……。
僕は隣に座る響に話し掛けた。
『ねぇねぇ、響』
響「え?何?」
授業の用意をしていた響は僕に顔を向けた。
『転校生ってどこに居るの?』
辺りを見渡しながら尋ねたが、それらしい人物が見当たらなかった。
響「あら?そう言えば見掛けないわね。さっき迄は居たのに……」
『ふ~んそう……』
授業が始まれば戻ってくるだろ。
その時に見れるからいいや。
ふと律を見ると周りに再び男子達が集まり、先程の看護婦さんの話しをしていた。
何をそこまで看護婦の話題で盛り上がる事が出来るんだろう?
看護婦好きな人多いな、このクラスは。
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