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数分して
俺は早瀬進二の家を出た
時々アイツを見掛け
その度に面白い奴だと思った
ホントにヤクザの組長かよ
ホントに極道なのかよと
突っ込みたくなる
一か月後くらいだ
早瀬進二がわざわざ俺に会いに来て言った
「俺の部下になってくれない?」
俺は驚いた
突然、だったから
しかし、まぁ……返事は
「なってやろうじゃねぇか」
早瀬進二は何故か嬉しそうに笑った
若い頃の俺は嫌いだ
かっこつけてて
あの人は、俺を変えた
立場も、生き方も
ありがとうございます
早瀬進二、元組長……
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