愛してるのに

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今日もまた、君の所に来た 僕を見た瞬間、君は嫌そうな顔をして、僕から目を逸らした 「また来た……」 「君に愛を届けに、ね」 僕の言葉を聞くと、君は大きな溜め息をつく 「……バカじゃないの」 バカじゃない 君しか見えてないんだ僕は 「ねぇ……道成」 「……何?」 道成の青い瞳が僕を映す あぁ、やっと僕を見てくれた 「僕は本気なんだよ……道成を愛してるんだよ」 道成は驚いたようで、目を大きく開いた  
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