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定時は、時田山城についた
「串間定勝の伝令で参った。城門を開けてもらいたい」
定時は、時田山城の中に入った
「串間家一門、串間定時兄の命により参りました」
堂々と話かける定時
孝道は、「よくぞ参られもうした。ゆっくりしていってくだされ」と定時に気をつかう
「単刀直入に申します。我が串間家と同盟していただきたい」
と定時は話す
孝道は「して、なぜこの小大名と同盟を?」と疑問に思う
「同盟の条件は、王多家の山の一部分をさずけてもらいたい」と定時は話す「なぜなのだ?」孝道は、また疑問に思う
「その山を鉱山にしたいとのこと」と話す定時
そう、この時田山城の周辺の山では、かなりの金、銀、銅が出る
これが定勝のめあてだ
孝道は、わかっていた
「すまないがこの話なかった事にしていただきたい」孝道は断る
「いえ、王多家にも利益がありますぞ。金5000、馬6000毎月お送りいたします」と利益の話をする定時
「いや、なんといわれようが心はおれぬ」
と堂々と話す孝道
「そこをなんとか…」と弱々しい声になる
この条件ならかならず、成功すると思っていたからだ
孝道は、「もう用がないであろう。さぁ帰られよ」
「わかりもうした。一つ覚えておくがいい、我が串間家を敵に回した事を!」と怒りをあらわにした定時。
「なんとでも言え」と自分も怒りをあらわにする。定時も帰り隣りで話を聞いてきた慶氏が孝道に話す
「良かったたのですか、殿?」
心配そうな声だ
「慶氏、心配するな。合戦になっても我が知略でくつがえす」と自信満々の孝道
「よく言ってくださりました」と自信をとりもどした慶氏
悪夢は、ここから始まった……
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