第二話時田山城焼き討ち

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次の日の夜 「とっ殿~!!」 慌てた物見がはしってきた 「何事だ?」孝道は、聞いた 「報告!!串間家の大軍7万の兵をつれてこちらに向かっています!!」「なっ何!?まことか?やはり来たか」と確信する 「よし!!我等は、籠城に持ち込むぞ」 籠城(ろうじょう) 籠城とは、戦場にはでず城で防衛する事 「兄上、孝道はかなりの計略を用いてくるでしょう」と定時は警戒する 「定時よ。山に何が一番よい攻め方だ?」と定勝は言う 「やはり火ですか?」とおそるおそる聞く 「当たりじゃ!!ただちに火矢を用意せよ」と強気な口調 「ですが焼き討ちすると農民や馬まで燃えてしまいますぞ」と心配する 「かまうな!!我が申出を断った罪よ。」と怒る定勝 しかたがないとばかりに火矢を用意した 「よく狙え!!時田山城に向け火矢を放て」と兵に気合を入れる 「放てぇ!!」たった一言で炎の矢が飛びたつ 一気に炎は城に燃えひろがる 「殿!!我が城が燃え民たちが苦しんでいます」孝道は「早く火を消せ!!山にも火がついでいるぞ!!」 かなりの被害だ 民は、逃げ惑い炎に包まれる 「はっはっは!!我が力を見たか!!」と定勝がまさに悪夢と化している「よし!!引くぞ。後は、ほおっておくと自滅するだろう」と話す定勝 定時は、気を疑った 「なぜあそこまでしなくては、いけないのか…」定時は、悲しくなる ただただ必死に悲しさという感情を押し殺した
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