第二話時田山城焼き討ち

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夜が明け、日がのぼる 時田山城に放たれた炎はおさまり、跡形もなく燃やしつくした 民の家や木々は無にかえっていた 山は、よこたわる民、兵で溢れている 「殿!!我が軍の兵は、おろか民までが被害に」兵は、言う 孝道の目に涙が溢れた 「私があの話を断らなければ…」と孝道は自分を攻めた 「殿、自分だけで抱えないでくだされ」慶氏だ 「慶氏か…私のせいで民たちが…」悲しい声 「殿、あの話をうけていてものちにこのような事になっていたでしょう」慶氏が優しくささやく 「よし!!今は、悲しんでいる場合ではない」 立ち直る孝道 「兵を集めろ!!かならずこのかりはかえす」 「おぉ!!」兵士一同士気が上がった
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