第一章
3/5
読書設定
目次
前へ
/
76ページ
次へ
人通りの多い商店街の角に、小さな、白い屋根の花屋があった。 「いらっしゃいませ」 足を踏み入れたら、鈴を転がしたような…しかしどこか無機質な声が聞こえる。 店の玄関などによく設置されている、客を出迎えるための装置だ。 「すいませーん…真っ白い花ってありますか?」 店員さんを探しながら、声を上げる。 「はい、ありますよー」 店の奥から声が飛んできた。玄関の装置に劣らない、可憐な声。温度を感じる声。
/
76ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!