序章

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「え…歌、ですか?ついさっき?」 「うん。私が起きる少し前だと思うんだけど…。」  夢だったかもしれない、あまりに変な歌だったから…、しかし私の問いにWHITE君はモジモジとし始めた。 「えっと…さっきは…トイレに…。」    目をそらし頬を少し赤らめながら照れるWHITE君。だから聴こえなかったって言いたいのだろうけど、用を足すくらいでそんなに照れなくても…。 「その…トイレで体を濡らしてきて…。」  用を足したのじゃないのか。だから、体がテカテカしてるんだ…って、カエルにとって体を湿らす事は恥ずかしい事なんだ…
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